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不二周助とツンデレ少女

第20章 霊とデート


そして女装3人組をお札を使って実体化させた霊とご対面させる。
「さぁ!好きな子選んでデートでも何でもしちゃいなさい!」
霊「ん〜迷っちゃうなぁ〜!どの子も可愛いし………ところでそこのツンツン頭君は?まさか3人の誰かの彼氏とか?彼氏いる子はお断りだよ?僕は浮気とか許さないタチだからね。」
ツンツン頭とは桃城の事である。
越前「……はいはい!お…私、桃先輩の彼女で〜す!」
菊丸「あっ!狡いぞ!…桃〜!私の事好きって言ったじゃないの〜?」
桃城「えっ!?えー!?」
2人とも霊と女装デートしたくなくて必死である。
霊「桃とやら…二股は良くないな?……では、俺とデートするのは君だな?名前は?」
不二「…………えっと…不二子です。」
不二なので不二子…とても安易である。
霊「不二子ちゃんか〜!可愛いねぇ……というよりかなりの美人だね!」
不二「あはは……それはどうも。」
霊「よし!早速デートだ!!どこへ行く??遊園地?動物園?フラワーパーク??」
不二「…じゃぁ、フラワーパークで。」
2人はフラワーパークでデートする事になった。越前、桃城、菊丸の3人は面白半分で見物、涼子は何かあった時の為に着いて行くことにした。一応2人の視界に入らないように隠れて見ている。
霊「不二子ちゃん!ここの花より君は美しいね!」
不二「ぶふっ!!……えっと…そう?」
あまりにも臭いセリフに吹き出してしまった。
霊「うん!本当に綺麗だよ……。」
霊は不二の頰に手を添えて顔を近づける。
不二「(げっ!!)……あっ…あの!!ぼ…私ちょっとお手洗い行ってきます!」
不二はとりあえず逃げて隠れている涼子達の元へ行く。
不二「涼子さん!!もぅヤダ!!」
「……もぅちょっと頑張ってよ?」
不二「だって!危うくキスされるところだったんだよ!?」
「キスの一発屋二発パパッとくれてやんなさい!男同士だから許す!全ては報酬の為よ!頑張りなさい!」
不二「……涼子さんのバカ!男心を分からない鈍感女!」
珍しく不二は大きめな声を出して怒ったのだが…
「なっ!?私は女なんだから男心なんて分かるわけないでしょー!!」
涼子はそれを気にすることもなく逆ギレするのである。
菊丸「まぁまぁ!不二子ちゃん?また危なそうな時は俺らがフォローするからさ?」
不二「不二子ちゃんはやめてよ…。」
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