第12章 森のクマさんと加齢臭
不二「それで…涼子さんはこの熊は偽物だと思うんだね?」
「うん。臭いもだし…なんか熊にしては軽い気がしてね…昔、本物の熊と戦った時にもっと重かったからさ。」
海堂「涼子姉ちゃん…熊と戦った事あるのかよ?」
「あるわよ?中1の時にプロの霊能者になる為の修行で山籠りしてその時に熊に襲われて返り討ちにしたわ!」
海堂「霊能者がなんで山籠りするんだよ。」
「山には沢山霊が居るから修行にはもってこいなのよ!」
不二「……ところでこの熊らしき生き物どうするの??」
「……たぶん着ぐるみだから脱がせてみますか?」
そして熊の頭を引っ張ってみると思ってた通り着ぐるみで中身はオッサンであった。
「あんた……………加齢臭ヤバいわね?越前君のお父さん以上だわ。」
越前「だから俺の親父の事は言わないでくださいよ!!」
桃城「つーか、加齢臭のことよりこのおっさんがどういうつもりで此処に忍び込んだのか聞くのが先じゃねぇんスか??」
海堂「いや…普通にコソ泥目的だろ。」
とりあえず竜崎先生に報告し警察を呼んで捕まえてもらい熊事件は一件落着となった。