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不二周助とツンデレ少女

第12章 森のクマさんと加齢臭


その頃、練習をしていたテニス部員は…
菊丸「……なんか今叫び声みたいの聞こえなかった?」
越前「俺も聞こえたッス。向こうの方から…」
河村「あっちは倉庫がある方だよね?」
桃城「もしかして1年トリオに何かあったのか!?」
大石「よし!行ってみよう!!」
全員で倉庫の方へ向かった。すると…
不二「えっ……涼子さん?」
涼子が熊を紐で縛っていた。
「あぁ、あんたら来たのね!流石1年トリオの断末魔!離れたところからレギュラー陣を呼び出せる威力!」
堀尾「断末魔って…俺ら生きてますからね!?」
「あら、全然動かないからショック死したのかと思ったわ。」
カチロー「殺さないでくださいよ!」
不二「そんな事より!涼子さん、怪我は!?」
「え?私は無傷よ?」
乾「恐ろしい……俺のデータを上回る怪力…。」
「怪力言うな!ちょっと力が強いだけよ!」
海堂「いや…涼子姉ちゃん…充分怪力だ。」
不二「ところでどうしてこんな事に?」
「ん〜とね…先ず、1年トリオが倉庫に霊が出ただの騒いでて…見に行ったら食べ物ばっか減ってるから霊の仕業じゃなくて泥棒って話になって〜そしたら1年トリオが窓を指差しながら叫び声あげたんで見たら熊が居たのよ。だからとりあえず蹴り入れて卍固めして最後にバックドロップでノックアウトってわけ!」
桃城「スゲー気楽に『ノックアウトってわけ!』とか言っちゃってるけど普通じゃないっすよ!?」
菊丸「そうだよ!相手は熊だよ!?熊!!」
「いやいや、大した事ないわよ?」
大石「猛獣相手なんですから危険ですよ!」
「……てかさ…コイツ本物の熊なわけ?」
河村「え?熊ですよね?」
「なんかさ……この熊、獣臭いんじゃなくてオッサン臭いのよね…。前に嗅いだ……越前君のお父さんの臭いに似てるような…」
越前「ちょっ!?それ失礼じゃないッスか!?」
「いや、本当に似てるんだって!周助のお父さんからはしなかったあの謎の臭いが!」
乾「なるほど…要は加齢臭というわけか。」
「あぁ、それそれ!」
越前「だからそれ失礼ッスから!」
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