第10章 デートの時撮ったプリクラが心霊写真に!!
そしてさっさと昼ご飯を終え洗い物は不二がやるのである。普段家事をやらない旦那(涼子)が珍しく大したことない料理を作るだけ作って後片付けは妻(不二)に全部丸投げのような状況である。
不二「洗い物終わったよ〜。」
「あぁ、ありがとう。」
不二「………これからどうしようか?」
「ん〜……寝るか?」
不二「えっ!?涼子さん……昼間から大胆だな……でも僕シャワー浴びてないから…」
「……っ!?ただ昼寝するってだけよ!!あんた何考えてるのさ!?」
不二「なんだ…とうとう清い関係を終わらせようとしてるのかと思ったのに。」
「あんた中学生でしょ!?まだ早い!!」
不二「今時の中学生なら普通な気もするけどなぁ。」
そんなこんなでとりあえず2人は近所のゲーセンに行く事にした。
不二「涼子さん!プリクラ撮ろうよ?」
「えー、その辺の女子高生みたいな事言わないでよ…。」
不二「涼子さん、立派な女子高生でしょ?さぁ、撮ろう!」
不二に強引に涼子をプリクラの機械のある場所に連れて行き撮影したのだが……
不二「……ん?これは…?」
「見ての通り立派な心霊写真よ。」
涼子は霊力があるので浮遊霊達が寄ってきて写真を撮るといつも心霊写真になってしまうのである。
不二「……………。」
「気味悪くてショックでしょ?だから撮らなくていいって言ったのに。」
不二「僕と涼子さんのツーショットを邪魔するなんて許せない!!浮遊霊め…今度はお清めの塩を大量に持ってリベンジだ!!」
「ショックというより怒ってたのね。てか、諦めないんだ。」
不二「当たり前でしょ?浮遊霊の事を解決しないと将来結婚写真とか綺麗に撮れないじゃないか!」
「……なんて気の早い子なのかしら。」