第10章 デートの時撮ったプリクラが心霊写真に!!
不二「吸わなくていいんだよ?」
涼子は不二の頰に軽くキスをしたのではなく結構な力で吸ったのだ。
「……しまったー!!シュークリームの中のクリームを吸ってるのを想像してたからつい……」
不二「僕の頰はシュークリームじゃないからね?…まぁ、吸ってくれたおかげでキスマーク付いたし?今度みんなに自慢しようかなぁ〜!」
「蚊に刺されたと言いなさい!!」
そんなこんなでシュークリームを食べ終えたのだが…
「そういやあんたお昼ご飯食べてないよね?」
不二「そうだね。涼子さんとキスする事で頭がいっぱいで忘れてたよ。」
「あぁそう……どうする?家にレトルトカレーと昨日の晩炊いたご飯あるから食べる?」
不二「……え?涼子さん、レトルトカレー作れるの!?」
涼子は家事全般が苦手なので当たり前だが料理などご飯を炊くのと生野菜をちぎるのとお湯を沸かす程度しか出来ないのである。
「失敬しちゃうわね!!料理って程のもんでもないから出来るわよ!」
不二「じゃぁ…お願いしようかな?」
そして涼子は2人分のカレーとレタスとミニトマトのサラダを用意した。
不二「涼子さん……サラダまで……ゔっ…僕感動したよ…涼子さんの手料理が食べられる日が来るなんて…。」
「手料理って……ただ盛り付けただけだし!!」
不二があまりにも感動するので涼子は照れながら言うが実際、カレーは袋ごとお湯で温めて器に盛っただけでサラダはちぎって洗って盛っただけなのである。
不二「キスマークに手料理……まるで新婚夫婦みたいだね?」
「……黙って食べちゃいなさい。」