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不二周助とツンデレ少女

第69章 懐かしの心霊写真


佐伯「ところでこの心霊写真に写ってるのは誰なんだろう??」
不二「さぁ?通りすがりの浮遊霊とかじゃないの?」
「それは薫ちゃんの曾祖母さんの妹よ。確か…曾祖母さんの四十九日だか一周忌だかの後に公園遊び行ったを思い出したわ!」
由美子「その曾お祖母さんの妹さんが涼子ちゃん達に会いたくて出てきたのかしらね…。」
「いや…違うわ。そんな純粋な気持ちじゃないのよ。」
佐伯「えっ…どういうこと?」
不二「もしかして悪霊になったとか?」
「そうじゃなくてね……単純に薫ちゃんをからかってるだけよ。薫ちゃんには見えてなかったみたいだけど。」
由美子「えっ?からかってるだけ??」
「そう。この曾祖母さんの妹…梨々香祖母さんっていうんだけど…」
佐伯「梨々香って…なんかお祖母さん世代っぽくない名前だね?」
「曾祖母さん達の親がハイカラなものが好きだったからね。で、その梨々香祖母さんは薫ちゃんに怖い話をしたりして泣かせて面白がってたっていう性悪祖母さんで、私ともよく衝突したもんよ。」
不二「…えっ?2人でタッグ組んで海堂を泣かせてたんじゃなくて?」
「ちょっと!私を苛めっ子か何かだと思ってるわけ!?」
不二「クスッ…海堂の事が可愛くて仕方ないからつい苛めちゃうドSな親戚のお姉さんだと思ってるけど?」
「長いしドS言うな!!」
佐伯「でも確かにそのお祖母さんと涼子さんは気が合いそうな気がするんだけど…なんで衝突してたの??」
「………分からない?」
由美子「………分からないわ。」
「薫ちゃんを苛めていいのは私だけなんだから祖母さんが邪魔してくるのは許せないのよ!」
不二「涼子さんが一番ジャイアンみたいだね。」




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