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不二周助とツンデレ少女

第69章 懐かしの心霊写真


由美子「あの頃の裕太は本当に可愛かったわぁ…。ところで涼子ちゃん?あの薫ちゃんって子は元気にしてる?涼子ちゃんには妹は居ないから親戚の子とかでしょ?」
「あぁ…薫ちゃんね…うん。元気ですよ?」
由美子「今どんな感じなの?裕太と同じ歳みたいだったから…今高校生よね?」
「……写真見ます?」
由美子「えっ!?写真あるの??見たい!」
佐伯「ねぇ…その薫ちゃんって…あの海堂だよね?」
「そうよ?あの海堂薫ちゃんよ?」
由美子「え?もしかしてみんな最近会ったの??」
不二「クスッ…姉さんも中3の関東大会の時に見たはずだよ?」
由美子「……もしかしてあの応援してた女の子??」
「まぁ見てみれば分かるわよ。」

涼子はスマホを取り出しわりと最近の海堂が写ってる写真を見せた。

由美子「………ん?居ないじゃない??男の子ばかりよ?」
不二「クスッ…このバンダナ被ってる子だよ?」
由美子「………えっ!?男の子!?」
「そう…海堂薫ちゃん。名前は女の子だし昔は薫ちゃんのお母さんの趣味でピンクの服着せられてて女の子とよく間違えられてたけどれっきとした男の子なのよ。」
佐伯「俺も涼子さんから名前だけ聞いた時は普通に女子かと思ったんだよなぁ。」
不二「僕もだよ。テニス部入部する時に薫ちゃんっていう親戚の子が来るって言ってたからてっきり女子マネージャーかと思ってたし。」
「私の中では薫ちゃんって男の子の名前って認識だったんだからしゃーないじゃない!」
由美子「ん?てことは……裕太は男の子に初恋しちゃったってこと??」
不二「クスッ…そういうことになるね?」
由美子「なんか…っ…可哀想ね…。」
佐伯「不二も由美子さんも爆笑しそうなの堪えてるでしょ?」
不二「………そんなことないよ?」
「いつものニタニタした顔が崩れてるわよ?」
不二「ニタニタじゃなくてニコニコね?」
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