• テキストサイズ

不二周助とツンデレ少女

第69章 懐かしの心霊写真


〜回想〜

12年前、中学生の私は幼稚園児の弟二人とその友達の佐伯を連れて近所の公園へ来ていた。

裕太「兄ちゃーん!ブランコ押してー!」
不二「え〜?砂場で遊ぶんじゃなかったの?」
裕太「やっぱりブランコがいいの!」
佐伯「じゃぁ、ブランコやったら次に砂場で遊ぼう?」

無邪気に遊んでいるとまるでジャイア◯のようなガキ大将とスネ◯のような腰巾着みたいな子が絡んできた。

ジャイ「おい!そこは俺らの縄張りだ!」
スネ「どけどけー!」
不二「公園はみんなのだよ!」
佐伯「そうだよ!僕らが遊び終わったら遊べばいいじゃん!」
ジャイ「うるせぇ!お前ら生意気なんだよ!」
裕太「ゔっ……ゔわぁ〜!!」
不二「よくも裕太を泣かしたな!?」
スネ「勝手に泣いたんじゃんか!」
佐伯「怒鳴ったら泣いちゃってもしゃーないよ!」

とりあえずこのトラブルをどう乗り切るのか見守ろうと思っていたのだが、なかなか収まりそうにないので私は仲裁に入ろうとした。

由美子「もぅ…君たち?仲良……っ!?」
「アカレンジャー!参上!!」
ジャイ「グハッ!!」

仲裁しようとした私の言葉を遮り、戦隊物のお面を付けたちょっと?変な子がジャイア◯みたいな子にいきなり蹴りを入れた。

スネ「なっ…何するんだよ!?」
「弱い者虐めしてっからだ!このウ◯コタレ!」
ジャイ「あ!?垂れてねぇよ!」
「ウ◯コ垂れてそうな顔してんでしょーが!くらえっ!葉末ちゃんのヨダレ掛けアターック!!」
ジャイ「うげっ!?汚ねぇ!!」
スネ「やっ…やめろー!!」
「やめてほしかったらとっとと失せな!」
ジャイ「おっ…覚えとけ!!」

こうしてこのちょっと?変な子によって苛めっ子は撃退された。

/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp