第67章 男達の料理

不二の激辛クッキーを食べて酷い目に遭ってしまった涼子は口直しに白石の作った料理を食べる事にした。

「んっ！この、おじやみたいなの美味しい！」
白石「いや、おじやちゃうで？チーズリゾットや！生の米から作ったから美味いで〜！」
「ふ〜ん…要は洋風おじやって感じね！」
白石「だからリゾットやて！なんか横文字苦手なオッサンみたいやな…」
「せめてオバハンと言え！」
白石「オバハンで良ぇんかい！！自分ついこの前まで女子高生やったやん！」
不二「ねぇ…白石？なんで僕の涼子さんとイチャイチャしてるわけ？？」
白石「別にイチャイチャしてへんわ！」
幸村「ねぇ、白石のおじやなんて後でいいから俺の料理の味見してよ？美味しくなかったら杏奈さんに食べさせられないんだからさ。」

幸村は焦げた卵焼きと謎の料理を数点、涼子達の前に出した。

「…………周助？先に食べてみて？」
不二「クスッ…涼子さんが食べさせてくれるならいいよ？」
「人前で嫌よ！！」
不二「じゃぁ涼子さんが先に食べなよ。」
「ゔっ……白石君？お先にどうぞ？」
白石「いやいや、ここは最年長の涼子姉ちゃんに譲るわ。」
「譲らんでいいっての！」
幸村「ねぇ、ごちゃごちゃ言ってないで早く食べてくれない？出来次第では特訓しなきゃいけないんだし！」
「味見しなくても特訓は必要なんじゃない？見た目悪いわよ？」
幸村「……料理は味が重要なんだからとりあえず良いんだよ。ほら、早く食べてってば。」

またも幸村に味見しろと催促される。