第65章 誕生日とサボテンマン
「周助!誕生日おめでとう!」
不二「涼子さんありがとう!」
「これプレゼント!……良かったら着て?」
不二「ありがとう!嬉しいなぁ…服?」
「うん…とりあえず開けてみてよ?」
どんな服か少しドキドキしながら包みを開けてみると中には…
「あのね…周助ってサボテン好きでしょ?だからその柄にしたの。」
中にはサングラスをかけたサボテンのイラストに『サボテンマン!』とカタカナでロゴが書いてあるTシャツが入っていた。普通に見てとてもダサいのだが…
不二「涼子さん…僕の為に…本当にありがとう!」
この男、不二周助は涼子に貰った物なら何でも喜ぶし良い物に見えるのである。
「良かったぁ!喜んでもらえて!私ってプレゼントとかお土産のセンスがイマイチだって薫ちゃんや杏奈によく言われるからちょっと心配だったんだよね〜!」
不二「そんな事ないよ!とても素敵だと思うよ?」
客観的に見てダサい以外の何物でも無いのである。
不二「これ僕毎日着るからね!」
「いや、一日着たら洗濯しなさいよ?それにそんなに着てたらすぐ傷むわよ?」
不二「それもそうか…じゃぁ毎週着るよ!」