第62章 真夏の雪女
そして雪山から最寄りのホテルへ向かったのだが…
不二「………なんで涼子さんと2人が一緒に居るわけ?」
まさかの合宿中の不二と遭遇したのである。
「えっ!?なんで周助が!?」
不二「それはこっちの台詞だよ。僕は宿泊所がこのホテルだから居るだけだし。で?なんで白石と幸村と一緒なの?」
「実はね…」
涼子はここへ来た事情を不二に話した。
不二「なんだ……もしかして浮気旅行なんじゃないかと心配したよ。」
白石「いやいや、それは絶対あらへんから。俺の好みは大和撫子やし。」
幸村「そうだよ。涼子さんが俺達の趣味じゃないの知ってるでしょ?」
「おいコラ!!別に好意持たれたいとは思ってないけどムカつくわね!!」
不二「だよね…僕の涼子さんはどう見ても大和撫子なのにね。」
白石「いや、大和撫子は雪女脅したりせぇへんで?」
幸村「大和だけど撫子ではないよね。」
「お黙りっ!!」
普通に考えるとだいぶ失礼な言われようだが2人をそれなりにコキ使ったので当然の報いである。
終