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不二周助とツンデレ少女

第62章 真夏の雪女


白石「真夏やのに…雪山がある…」
幸村「ここって日本だよね?」
「まぁまぁ!夢小説の世界だからね?一々突っ込まなくていいから!とりあえず行くわよっ!!」
白石「いやいや、俺らここで待っとるし!」
幸村「普通に半袖で雪山登るとか無理でしょ?」
「大丈夫!あんたらが背負ってるリュックにコートと手袋とブーツ入ってるから!」
白石「……この女、最初から俺らの事巻き込むつもりやったんやな…」
「だって〜女の子は荷物多いし〜?ホテルまで距離あるから雪山で用済ませてからホテル行った方が都合良いし持って歩くと疲れるし〜?」
白石&幸村「「……………。」」

というわけで強引に雪山に連れて行かれ都合よく目的の雪女と出会う。

「雪女さん久しぶり!」
雪女「………げっ!?お前はあの時の性悪娘!?」
「性悪娘とは何よ!!」
白石「なんや?涼子姉ちゃんと雪女って知り合いなん?」
幸村「以前何かやらかしたの?」
「やらかしたとは何さ!ちょっと遊んだだけよ!」
雪女「遊んだじゃねぇー!!私の妖力が無くなるまでカキ氷作らせただろうがー!!」

実は涼子と雪女は昔この雪山で会った事があり、その時にカキ氷を作らせまくって妖力を搾り取った前科があるのである。

雪女「……また私をコキ使う気か!!もぅあの時のことは時効だろ!?」
「今回はそんなんじゃないわよ?ただ、夏の間エアコン代わりになってほしいってだけだから!」
雪女「それをコキ使う言っとるんだー!!」
白石「随分と気の荒い雪女やな…」
幸村「雪女のイメージとだいぶ違うよね。」
「なんかセリフだけ見てると暑苦しい感じでしょ?」
雪女「お前のせいだっての!」
「……いいの?あの時の事バラすわよ?」
雪女「ゔっ……」
白石「あの時って何やねん??」
「それはねぇ…?この雪女ったらさ…」
雪女「あー!!あー!!分かった分かった!!言う事聞きますからそれだけは言わないでー!!」
幸村「相当知られたくない弱み握られてるみたいだね…」

こうして涼子は雪女の妖力を借りて夏をエアコン無しでも快適に過ごせるようになったのであった。
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