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不二周助とツンデレ少女

第60章 まさか!?


白石「で?不二君?どないしたん?」
不二「……別に何でもないけど?」
白石「何でもない事あらへんやろ?悪霊や怨霊も顔だけで倒せそうなくらい険しい顔しとるで?」
不二「クスッ…喧嘩売ってんの?」
白石「ちゃうちゃう!純粋に心配しとるんやって!で?何があったん??」
不二「……涼子さんが何か隠し事してるんだ。今朝なんかずっと元気なくて…。朝ごはんもお代わりしないで大盛り一膳だけだったし。」
白石「…充分元気やと思うで?」
不二「いつも時間あるとお代わりするんだよ?元気ないでしょ。ずっと溜息も吐いてるし。」
白石「…生理中とちゃう?俺の姉貴も生理中イラついたりテンション低なったりするで?」
不二「いや…生理用品減った様子ないからそれはないね。」
白石「…ん?不二君って涼子姉ちゃんの生理用品管理してやっとるん??」
不二「管理というか…アレだよ。生理中はピーできないじゃない?だから度々チェックして……あっ!」
白石「ん?何やねん??」
不二「まさか…あの時…」
白石「あの時??」
不二「実はね…前に涼子さんとイチャイチャしてた時にさ…アレ外れちゃった事があって…もしかしたら…」
白石「……えっ!?ホンマかいな??」
不二「うん…」
白石「でも…一回やろ?」
不二「その一回でもできちゃう事ってあるじゃない?」
白石「せやな……ホンマにできちゃってたらどないするん?」
不二「そんなの決まってるじゃない?もちろん産んでもらうよ?僕も学校辞めて働くくらいの気持ちでいるし。」
白石「でも…子供ってお金かかるやん?そないに簡単な事やあらへんで?」
不二「分かってるよ。けど…せっかく僕らの元へ来てくれた命なんだから簡単に諦めたくないんだ。まぁ涼子さんがどうしたいかも聞かなきゃだけど…。」
白石「不二君……せやな。周りは反対するかもしれへんけど俺は2人を応援するで!」
不二「ありがとう…白石。」
白石「ほな!今から妊娠検査薬買いに行くで!」
不二「えっ!?男2人でそれは流石に……」
白石「大丈夫やて!気にせず爽やかな顔して買いに行けば誰も気にさへんて!」
不二「…もしかして買いに行った事あるとか?」
白石「ふっ…俺は姉貴のパシリやで?検査薬、ナプキン、タンポンと何回か買いに行かされて慣れてしもうたわ。」
不二「………なんか君が可哀想に思えてきたよ。」
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