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不二周助とツンデレ少女

第7章 両親


「ごめん…ガラにもなく泣いて…」
不二「クスッ…いいんだよ。僕の前ではありのままの涼子さんで居てほしいから。……ねぇ?せっかく来たんだから涼子さんのご家族に挨拶させてよ?」
「………ありがとう。」

近くのコンビニで花と線香を買い、涼子の家族の眠る墓に向かう。

「……なんか緊張してきた…。」
不二「ん?どうして緊張するの??」
「だって……墓の前に親と弟居るから………周助連れて行くの…なんか小っ恥ずかしい。」
不二「クスッ…いいじゃない?幸せなとこ見てもらって安心してもらえばさ?」
「ゔっ…そういうの見せるのが恥ずかしいんだっての。」

涼子は相変わらず奥手なのである。
そして墓に辿り着くと涼子の家族が居た。ちなみに霊なので涼子にしか見えないのである。

「お父さん…お母さん…明……。」
不二「…涼子さん?僕にも見えるようにしてもらえないかな?」
「うん…。」

涼子は霊を実体化させる札を貼った。

父「涼子……やっと来てくれたんだね。」
「うん……。ずっと来なくてごめん。」
母「いいのよ。でも来てくれて嬉しいわ。ところでそちらの方は?」
明「分かった!姉ちゃんの恋人だな?」
「………まぁね。」
不二「…初めまして。涼子さんとお付き合いさせてもらってる不二周助です。」
父「涼子の父です。娘がお世話になってます。」
母「母です。こっちは涼子の弟の明です。」
明「よろしくな!周助!」
「ちょっと!あんたがなんで呼び捨てすんのよ!?小3のガキんちょのくせに。」
明「いいだろ?なぁ!周助?」
不二「クスッ…構わないよ?」
「まったく……。」
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