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不二周助とツンデレ少女

第56章 サンタのおっさん


サンタ「まっ!そういうわけで地図渡すから印の付いたところよろしく頼む!ワシも急いでるんでな!」

そう言って地図とプレゼントの袋を渡すとサンタはさっさと行ってしまった。

「さてと!周助も一緒にやる??」
不二「涼子さんを1人で夜出歩かせるのは危険だからついて行くよ。」
「じゃぁソリに乗って行くわよ〜!!」
不二「えっ…?」

いつの間にやらトナカイとソリが居たのである。

不二「……なんか今日は驚かされてばかりだな。」

こうして2人はプレゼントを配りに行くのだが…

「なんで神奈川なのかしら…東京なら近いからもっと楽なのに!」
不二「まぁいいじゃない?ソリで空を飛べるなんて普通は体験できないし?」
「流石、非現実的な夢小説よね!……ところで、このプレゼントの宛名見覚えがあるんだけど…?」
不二「切原赤也か………まぁ彼も子供の部類には入るけどね。」
「思い出した!ワカメか!!なんか中身が英語の辞書なんだけど…アイツがそんなものサンタに頼む??」
不二「クスッ…本当は他の物頼んだのに却下されてそれになったとか?」
「あり得る〜!成績悪そうだもんね!てか、中2にもなってサンタ信じてるとかウケるんだけど!」
不二「………そのサンタクロースの手伝いしてる涼子さんが言うのもなんかおかしいと思うけど。」
「細かい事は気にしない気にしない!さぁ、ワカメ家に到着したわ!ついでに家族がひじきや海苔かどうか見て行きましょう?」

涼子はプレゼントを切原の枕元に置いた後、どんな家族か見物していった。

「………ひじきや海苔じゃなかったわね?」
不二「クスッ…そうだったね。ワカメヘアが地毛じゃないんじゃない?」
「えー!?わざわざ美容院であのワカメヘアにしたって事??……ストレート派の私には理解不能。」
不二「クスッ…だから僕の事好きなの?」
「なっ!?いきなり何言うのよ!?」
不二「だってストレート派なんでしょ?僕、ストレートだし?」
「今ここで言うなっての!!バイト中よ!!」
不二「じゃぁ…2人きりになったら聞かせてもらおうかな?」
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