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不二周助とツンデレ少女

第54章 鏡の中


涼子はお札と霊体用のナックルを持ち呪文を唱える。

「#$%@!?#$%=#$%!!」

すると鏡が光だす。

「ちょっとあんた!中に引き込んだ連中を返しなさい!!」
『やだ………お前も中に入れてやるー!!』
「えっ………げっ!?」
不二「えっ!?涼子さん!?」

ちょっと油断していた涼子はあっさりと鏡の中に引き込まれてしまった。

白石「………どないすんねん!?」
丸井「涼子姉ちゃん何やってんだよ!?」

周りが動揺していたのだが涼子はすぐに出てきた。

不二「………涼子さん?」
『………ごめんね?びっくりさせちゃって。』

ちなみに先に言っておくとこの涼子は鏡の魔物が作り出した偽物である。


その頃鏡の中では・・・
「だー!!しまったー!!
切原「おい!お前何やってんだよ!?」
「………あんたはワカメ!?」
切原「切原赤也だっての!!」
真田「貴様………我々を助けるために来たのではないのか!?」
「助けるつもりだったけど失敗したのよ!!悪い!?」
真田「悪いに決まってるだろう!!威張るな!!」
ジャッカル「真田………落ち着けって………。」
「そうよそう………ん??ヨード卵光??」
ジャッカル「………一応聞いておくが…それって俺のことか?」
「………うん。」
謙也「ぷふっ!!確かに似とる……。」
忍足「お姉さん………なかなかやるな?脚も綺麗やし。」
「なぜ脚の話が出てくる!?もしかして変態!?」
忍足「変態は失礼やで?」
真田「おい!貴様ら!!つまらんことを話しとらんでこの状況をなんとかしようとは思わんのか!?」
謙也「そない言うてもな……入ってから何しても出れる様子あらへんし…。」
忍足「……お姉さん?何か方法はないんかいな?」
「………力ずくでやってみる?」
ジャッカル「それはもぅやったぜ?」
切原「つーか、あんた霊能者だろ!?力ずく以外思い付かないのかよ!?」
「私だって鏡の妖怪やら霊は初めてだから詳しくは知ら…ん!?あれは私!?」
真田「む!?なんだ…三神涼子が向こうにも居るではないか!?」

今更ながら鏡の外の偽涼子に気が付いた。
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