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不二周助とツンデレ少女

第46章 孫再び


不二「クスッ…そうだね。僕も海堂を初めて見た時は少し驚いたよ。」
萌「えっ!?おじいちゃんも驚いたりするの?」
不二「するけど?」
萌「嘘〜!?ゲテモノ料理をおばあちゃんが出してもニコニコしてるだけのおじいちゃんが驚いたりするなんて信じられな〜い!」
不二「まぁ…顔にはあまり出さないかもしれないね?(涼子さんの料理の腕前は相変わらずなんだな…)そういえばタカさんと乾は?」
萌「タカおじちゃんは美味しいお寿司握ってくれるから大好き!髪の毛もいっぱいあるよ!」
不二「……………ふ〜ん。大好き……か。(後でちょっと悪戯しちゃおうかな。)…乾は?」
萌「乾のおじちゃんは……私が色々話す度にノートに何か書いてて、おばあちゃんに『おい!ストーカー四角眼鏡!萌の事メモってんじゃないよ!』って言われて『メモではない。データだ。』ってドヤ顔で言い返すのが定番かな?髪は少しずつ薄くなって、書き物し過ぎなのかちょっとずつ腰が曲がりつつある。」
不二「そっか………。(乾め…僕の涼子さんと毎回そんなやり取りを…なんか面白くないな。)」

そんなこんな話していると涼子が帰ってくる。
「ただいま〜!じいさんと孫で仲良く何喋ってんの〜?」
不二「あっ!涼子さん、お帰りなさい!」
萌「おばあちゃん、お邪魔してるよ〜!今ね、おじいちゃんの友達の話してたんだ!」
「あんま未来の話し過ぎないようにね?」
萌「大丈夫だよ!おじちゃん達の頭皮について話してるだけだし?」
「へ?頭皮??」
不二「どうやら僕とタカさんと英二以外はみんな髪の毛が残念なことになってるらしいんだ。」
「………ぷふっ!!イケメン軍団と言われてる彼奴らも将来はハゲチャビンか!……よし!奴等をこれからはハゲチャビン軍団と呼ぼう!」
不二「涼子さん、それはマズいよ。未来を知られたら絶望して部活に影響が出ちゃう!」
「心配はテニスの事だけかい!!」
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