• テキストサイズ

不二周助とツンデレ少女

第46章 孫再び


萌「おばあちゃん…それにそんな事言ったら本当に未来が変わる恐れがあるよ?みんな今から頭皮の手入れに力を入れてフサフサになっちゃうかもしれないじゃん!」
不二「それは一大事だね。僕の未来の楽しみが減っちゃうよ。」
「なんか嫌な楽しみね。…てか、周助はハゲないんだ?」
不二「僕がハゲるわけないじゃない。」
萌「そうそう!おじいちゃんこそ手塚のおじちゃん以上に変化少ないんだから!ただ…ちょっと困った事があって…」
「困った事??」
萌「うん。私に…好きな人が出来るとことごとく邪魔してきて…」
不二「は!?好きな人!?」
萌「そりゃぁ、好きな人くらいできるわよ。」
不二「……高校1年生でまだ早いでしょ?」
萌「いや、おじいちゃんは今、中3な上におばあちゃんと付き合い始めたの中1だよね?そっちのが早いじゃない!」
不二「……僕はいいんだよ。」
萌「ほら!いつもそうなんだから!!」
「え?このじいさんは中3から何も進歩してないって事??」
萌「そうみたいだね。若い頃なら違う意見が聞けたかもって思ったのに。」
不二「進歩してないとは酷いなぁ…。今も未来でも萌ちゃんの事が心配なだけだよ。」
萌「心配してくれてるのは分かってるけどさ…でも私もぅ小さい子供じゃないんだし。」
不二「……ギリギリ小学6年生くらいに見えると思うよ?」
萌「もぅ!気にしてるんだから言わないでよ!」
萌は童顔で小柄なのでとても幼く見えるのである。
「まぁまぁ、このじいさんに恋愛関連の事は知られないようにすることね。」
萌「隠してもなんかバレるんだよね…。」
「あんたが今ここで話したから目敏くなったんじゃない?」
萌「えー!?余計な事話しちゃったって事!?」
「まぁそうね?きっと今、周助は孫が生まれたらしっかり監視しなきゃと思ってるはずよ。」
不二「クスッ…涼子さんってば…よく分かってるね?流石だよ。」
「きっと萌の未来は晩婚なんだろうな〜。あれ?晩婚さえ難しいか?」
萌「いやー!!余計な事言わなきゃ良かったー!!」



/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp