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不二周助とツンデレ少女

第41章 大阪旅行2


遠山「なぁなぁ!姉ちゃんなんでお好み焼き自分で焼けへんの?」
「……悪い?」
遠山「別に悪ないけど…なんで焼けへんの??ワイでも出来るくらい簡単やで??」
「なんでって言われても……私が何か作ろうとすると別物になっちゃうのよ。」
謙也「ふ〜ん……よっしゃ!涼子姉ちゃん!俺らが作り方教えてやるさかい!やってみ!」
白石「そやな!不二君の嫁になるんやったら簡単な調理くらいできんとな!」
「は!?大きなお世話だし!!ちょっと周助!何とか言ってやってよ!?」
不二「…………涼子さん、教わりながら自分でやってみようか?」
「えー!!」

そんなこんなで涼子はお好み焼きを自分で焼くことになってしまったのだが…
白石「……………なんやねん!!コレは!!」
謙也「どんだけ不器用やねん!!」
「だから無理だって言ったのに!!」
ひっくり返す時に勢いをつけ過ぎて丸くなるはずのお好み焼きがグスグスに崩れてしまったのである。
遠山「あ〜……せっかくのお好み焼きが…まるで別の食い物や…。」
白石「つーか、力任せでやり方が荒いんやろな。」
不二「……でも味は同じだろうし。せっかくだから僕は涼子さんが焼いたのいただくよ。」
「周助…」
白石「不二君は涼子姉ちゃんに甘いんやな〜。」
不二「愛してるからね。」
謙也「愛っ…!?よくそないな事人前で言えるな?」
不二「え?だって本当の事だしね。」
「本当だろうが嘘だろうが人前でそういう事言うなっての!!」
遠山「あー!!姉ちゃん赤くなっとる!!」
「お黙り!!」
不二「まぁまぁ。早く食べよう?涼子さん、あ〜んして?」
「………そんな真っ赤なお好み焼き食べれないから!」
不二が涼子に食べさせようとしたお好み焼きには真っ赤なソースがたっぷりかかっていた。
不二「えぇ?美味しいのになぁ。」
白石「不二君…そんなにかけ過ぎると体に悪いで?」
不二「外食の時くらいいいじゃない?………うん!涼子さんの焼いたの美味しいよ!」
「そっ…そりゃぁ良かったわね!」
遠山「あー!また姉ちゃん赤くなっとる!」
「うっ…うるさーい!!」
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