第40章 大阪旅行1
遠山「………あー!!ワイ!この姉ちゃん知っとるでー!!」
白石「そりゃ知っとるがな。全国大会で不二の応援してた彼女や。」
忍足「あぁ、だから金ちゃん見覚えあるんやね。」
遠山「ちゃうねん!もっと前に会っとる!姉ちゃん!ワイの事昔投げ飛ばした事あるやろ!?」
「……何人も投げ飛ばしてるからいちいち覚えてないわ。」
忍足「何人もってどういう事やねん!?」
「あら…本場の関西人のツッコミありがとう。」
忍足「ツッコミっちゅーかなんでそんな投げ飛ばす機会があるのか普通に謎やっちゅー話や!!」
「……喧嘩したりムカついたら投げ飛ばすもんじゃん?またはプロレス技かける。」
忍足「んな事普通はせんわ!!」
白石「もしかして…金ちゃんと喧嘩でもしたんか?」
「だから覚えてないって。」
遠山「ちゃうねん!喧嘩やのーて!……この…スケバンみたいな姉ちゃんがバイク盗んで暴走してワイを泥棒に投げたんや!」
白石「スケバンって……」
不二「……状況がいまいちどういう事か分からないんだけど…」
「……あー!!あの時の坊やか!!」
不二「思い出したの?」
「うん!あれは…私が中3になって直ぐの大阪に引っ越して来たばかりの事だったわ…」