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不二周助とツンデレ少女

第37章 僕の彼女


そして早くも部活の時間になると僕は先ず、涼子さんがちゃんと来てるか確認する。いつも少し離れた木の上で見ているのだ。…もっと近くで見ればいいのに。まぁ、僕が練習に集中できるように気を使ってくれてるんだろうけどさ。…今日は自主練の日だからランニングがてら涼子さんの所に行くとするか。
不二「涼子さ〜ん!」
「あれ?練習は??」
不二「今日は自主練なんだ。」
「サボるんじゃないわよ〜?」
不二「クスッ…サボってないよ。ランニングしながら涼子さんに会いに来ただけ。それよりさ…木から降りて来てよ?」
「なんでよ?……まさか降りて来てキスしろとか!?」
不二「クスッ…涼子さんったら僕とキスしたいんだ?」
「なんでそうなる!?」
不二「クスッ…だって自分からキスとか言ってるんだもん。僕はそこからだとパンツ見えちゃうから降りて来てって言ったんだけど?」
「なっ!?そういう事は早く言いなさいよ!!ったく……ぎゃっ!!」
不二「うわっ!!大丈夫!?」
涼子さんは動揺して木から落ちてしまった。
「あたたたた……ちょっとケツが痛い…」
僕的には女の子なんだからケツじゃなくてお尻と言って欲しいんだけど…言うと『女の子なんだからとか煩ぇ!』と怒りそうなのでとりあえず黙っておくことにした。
不二「じゃぁ…痛いの痛いの飛んでけってやってあげようか?」
「…そう言ってケツ撫でるのが目的なんでしょ?」
不二「クスッ…バレたか。」
「もぅ!変態!!」
不二「いやいや、男は女の子の体が好きなのは当たり前なんだから変態はおかしいでしょ?正しくはエッチとかスケベじゃない?」
「そういう事言うから変態なの!!」
あぁ…結局怒っちゃったよ。まぁ怒った顔も可愛いからいいんだけどね。
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