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不二周助とツンデレ少女

第36章 私の彼氏


不二「……涼子さん?」
「あっ……周助…」
パンツ女騒ぎを聞きつけたのかパンツ丸出しの状態の私の前に周助が現れてしまった。
不二「クスッ…なんでそんな格好してるんだい?」
「………木から飛び降りて着地失敗しました。見ないでください。」
不二「クスッ…いやいや見ちゃうでしょ。可愛いパンツだね?」
「見るなー!!」
私は今更ながら急いで捲れたスカートを直してパンツを隠した。
「ゔっ…恥ずかしい…。」
不二「いいじゃない?さっき居た女子は涼子さんだって気付いてないみたいだし、あとは僕が見ただけだし?」
「それでも恥ずかしいわい!…ところで今休憩?」
不二「うん。…ねぇ、涼子さん?」
「なに?」
不二「キスしてもいい?」
「は!?なんでよ!?」
周助はいつも突然そういう事を言うのである。
不二「したいからに決まってるでしょ?」
「学校でするもんじゃないし!」
不二「ん?する人も居ると思うよ?だから…ね?早くしないと休憩時間終わっちゃうから。」
「………分かったわよ。」
私はなんやかんやで周助が好きなので言う事を聞いてしまうのである。見られたくないから周りを見てからするけどね。
不二「クスッ…これでまた練習頑張れそうだよ。」
「…いいから…早く練習戻れば?」
不二「クスッ…うん、行ってくるね?」
そう言って周助はまた練習へ戻って行く。私が照れてるの分かってるからだいぶニヤニヤしてたなぁ。…あっ、ニヤニヤじゃなくてニコニコだっていつも言ってたわね。
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