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不二周助とツンデレ少女

第32章 乾汁と幼女


それから一晩経って目を覚ますと涼子はとても苦しかった。

「ゔっ……苦し……………ぎゃー!!」
不二「んっ…涼子さん……朝から何騒い………もしかして僕の事誘惑してる?」
「んなわけあるかー!!」
不二「クスッ…なんだ〜つまんないの〜。」

涼子は元に戻っていたのだが着ていたパジャマが3歳児サイズだったのでお分かりだとは思うが今はほぼ裸である。
ベッドの上だったので布団があるのが幸いだった。

母「ハァ…涼子ちゃん…元に戻っちゃったのね。もぅ一度ママって呼んでほしかったわ。」
由美子「私も…もぅお姉たんって呼んでもらえないのね…。」
不二「まぁ、このままの涼子さんも可愛いからいいじゃない?」
裕太「そうだけどよ…あの舌足らずな話し方が俺的にツボだったんだよな…。」

4人は涼子に視線を向けながら言う。

「……そんな顔で見つめたってもぅあの喋りはしないからね!!」

そんなこんなしていると不二の父が帰ってきた。

父「涼子ちゃーん!!パパだ………あれ??小さい涼子ちゃんは??」
由美子「父さん…遅かったわね。今朝元に戻っちゃったのよ。」
父「そっ……そんなっ!!」

不二父はその場に崩れ落ちた。

「…元に戻ったのにそんなに落ち込まれるとかなんか複雑な気分ね。」
父「だって!!パパって呼ばれるのを楽しみにしてたんだよ!!由美ちゃんが小さい頃以来パパって呼んでくれる人居なかったし!可愛い服だって買ってきたのに!!」

フリフリの子供服を見せながら父は言う。

「……うん、元に戻っててよかったわ。」
父「……まぁ、元に戻っちゃってた時の為に大人用も買ってあるんだけどね!」

今度は大人サイズの同じ服を見せた。

母「まぁ!可愛らしい!」
不二「それ涼子さんに似合いそうだね!」
裕太「ツンデレロリータって感じだな!」
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