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不二周助とツンデレ少女

第32章 乾汁と幼女


そんなこんな騒いでいると今度は裕太が帰って来る。

裕太「涼子さんっ!」
母「あら裕太、お帰りなさい。」
由美子「やっぱり裕太も帰ってきたのね〜!」
裕太「だって涼子さんが小さくなった…………っ!!」

小さくなった涼子を見た途端、裕太は固まった。

「ゆうちゃくん……。」
不二「どう?裕太?凄く可愛いでしょ??」
裕太「………あぁ……うん。スゲェ…可愛いよ。」
「あっ……どうも…」

裕太が照れるので涼子も釣られて照れる。

不二「クスッ…裕太ってば……萌えた?」
裕太「なっ…!?萌えじゃねぇし!純粋に可愛いと思っただけだし!」
不二「クスッ…そんなに照れなくていいよ?本当…涼子さんって可愛いよね。」
「ちょんなかあいいかあいい(そんな可愛い可愛い)言わなくていいわよ。」
裕太「………………。」

裕太は後ろを向いて震えていた。

「ゆうちゃくん??」
裕太「……ダメだ…可愛過ぎて直視出来ない!!」
不二「いやいや、今のうちに見ておかないと。数日限定の姿だからね。」
裕太「……だよな。………あの、涼子さん?お願いがあるんだけど…。」
「にゃに??(なに??)」
裕太「………俺の事…裕太お兄ちゃんって呼んでくれませんか!?」
不二「………裕太。」
裕太「兄貴!妹萌えやロリコンと思うだろうけど今は何も言わないでくれ!!」
不二「いや、とてもいい考えだと思ってね。お兄ちゃんか…裕太はもぅ僕をお兄ちゃんとは呼んでくれないからいいね。涼子さん、僕の事も周助お兄ちゃんって呼んで?」
「ねぇ……あたちのがとちうえ(年上)にゃんだけど?」
不二「いいじゃない!今の涼子さんは3歳児なんだからさ?クスッ…ほら、お兄ちゃんって呼んで?」
裕太「涼子さん!お願いします!」
「………しゅうしゅけお兄たん…ゆうちゃお兄たん…」
不二「………僕、今この瞬間ロリコンや妹萌えが可愛子ちゃんに『お兄ちゃん』って呼んでもらえると萌える気持ちが分かったよ。」
裕太「俺も……今日からそういう奴を変態とは呼べないな。別に普段も呼んでねぇけど。」
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