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不二周助とツンデレ少女

第32章 乾汁と幼女


そして不二は由美子のお古を何点か持って来たのだが…

不二「わぁ〜!涼子さん可愛い〜!!」
「ねぇ…持って来てもらって文句を言うのは心苦ちいんだけど……もぅちょっと普通のはにゃかったの??」
不二「ん?普通のTシャツとかは僕らが着古しちゃったから!僕らがお下がりで着なかった女の子っぽいワンピースしか残ってないんだ。」

着せられたのは涼子が苦手なタイプのフリルの付いたワンピースなのである。

「まぁ…ちかたないわね。(仕方ないわね)」
そんなこんなしていると乾がいつもの覗き組の菊丸、桃城、越前を連れてやって来た。
「にゃによ、あんた達まで来ちゃの!?」
菊丸「わっ!本当に涼子先輩!?」
「しょうよ!(そうよ!)」
桃城「へぇ〜、小さい頃は可愛かったンスね!」
「にゃによ!大人になったらぶちゃいくって言いちゃいの!?」
桃城「いや、不細工とは言わないけど…」
越前「つーか、メッチャ舌足らずッスね。…ぷふっ!!」
「笑うにゃー!!」
不二「そうだよ皆んな!可愛らしいじゃないか!…ところで乾?昨日の汁に何を入れたんだい?」
「しょうしょう!(そうそう!)ありぇ以外変にゃの飲んだり食べたりちてないんだかりゃ!ありぇが原因でちょ!」
乾「……………。」
「にゃんで黙ってゆのよ!」
乾「……ぷふっ!!ガハハハハ!!ダメだっ!!その舌足らずが…可笑しい!!ガハハハハ!!」

珍しく乾が馬鹿笑いをし、涼子はブチ切れ乾に蹴りを入れるのだが…
「きしゃまー!!(貴様ー!!)笑ってんじゃないわよー!」
乾「ぷふっ!!痛くも痒くもないな。」

当たり前だが幼い子供の力なので全く効かないのである。

「きー!!」
不二「涼子さん落ち着いて?乾は笑ってないで何とかしてくれない?」

不二は黒いオーラを出しながら尋ね、乾はビビりながら答える。

乾「…あれはとある呪い(まじない)の本を見て作った物でな…数日で元に戻るから大丈夫だ。」
「は!?しゅうじちゅ!?(数日!?)」
越前「ぷふっ!!」
「笑うにゃ!」
不二「本当に数日で戻るんだね?」
乾「あぁ。それは保証する。」
桃城「つーか、なんでそんな汁作ったンスか?」
乾「ん?本当に幼児化するのか試したかっただけだが?」
「おいコラ!あたちを実験台にしゅるなっての!元に戻ったら覚えてなちゃいよ!」
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