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不二周助とツンデレ少女

第30章 雷


不二「涼子さん落ち着いて?まだ遠いから大丈夫だよ?」
「遠くても怖いんだっての!!あんた天才でしょ!?何とかしなさいよ!」
不二「ん〜…流石に無理だよ。」(苦笑)
「じゃぁ、早く帰るわよ!これ以上デカいの来たらもぅ外出れない!!」
海堂「涼子姉ちゃんってビビりながらも威張ったままだよな。」
そして着替えを終わらせて帰ろうとするのだが…
「……いぎゃー!!」
涼子の叫びでお分かりのように雷は鳴り続けているのである。
不二「涼子さん?家までちょっと我慢しよう?」
「そう言われても……ぎゃー!!もぅ嫌っ!!」
不二「えっ!?」
涼子は突然不二をお姫様抱っこした。
「即刻帰るわよ!!」
不二を抱っこした状態で凄まじいスピードで走って帰ったのである。
河村「俺……女子が男子をお姫様抱っこしてるところって初めて見たよ。」
手塚「河村……この中の誰もがそうだと思うぞ?」

そして数分後早くも涼子の家に到着する。
「ハァハァ……怖かった………。」
不二「クスッ…まさかお姫様抱っこされるとは思わなかったよ。」
「だって!一刻も早く帰りたか……いぎゃー!!」
また雷が鳴り涼子は思わず不二に抱き着いた。
不二「クスッ…涼子さんたら……雷を怖がってるところも可愛いね。」
「ゔっ…揶揄ってんじゃないわよ!………ねぇ、雷が鳴り止むまで帰らないでよ?」
不二「もちろんだよ。涼子さんが帰っていいって言うまで帰らないよ?」
「……………うん。」
それから雷が鳴り止むまで涼子は不二にしがみ付いていた。
不二「……涼子さん?雷止んだよ?」
「……………。」
不二「………クスッ…寝ちゃったのか。」
涼子をベッドへ連れて行く。
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