• テキストサイズ

不二周助とツンデレ少女

第30章 雷


ある日の部活終了後、部室で着替えていると空模様が怪しくなってきた。
菊丸「…なんか降りそうだにゃ?」
乾「雷雨の確率98%!」
大石「急いで着替えて帰らないとな。」
河村「そうだね…俺、今日傘持って来てないから降られたら最悪だよ。」
すると突然部室の扉を涼子が開けた。
「周助ー!!」
海堂「おっ…おいっ!涼子姉ちゃん!!なんで入って来るんだよ!?」
桃城「俺ら着替え中ッスよ!?」
「んな事どうでもいいのよ!!周助!早く帰るわよ!!」
不二「…今着替えてるからもぅ少し待っててよ?」
「着替えなんていいからそのまま帰るわよ!!」
越前「そのままって…それはヤバいッスよ…」
「は??」
手塚「先輩………流石に服を着ないで帰るのはマズいかと…。」
見てみると不二は上半身裸であった。
「…………早く着替えちゃ……いぎゃー!!」
雷が鳴り始め涼子は可愛くない叫び声を上げた。
越前「うわっ!!何!?その化け物の叫び声みたいのは!?」
「失礼ね!!」
乾「越前、とても意外だとは思うだろうが涼子先輩は雷が苦手なんだよ。」
越前「えっ!?この人に家事と水泳以外に苦手な物なんてあるんスか!?」
菊丸「それがあるんだなぁ〜。信じられないけど!」
桃城「不良、ヤクザ、ゴキブリ、グロテスクな悪霊でも全く恐れる事のない涼子先輩だけど雷だけはダメなんだとよ。」
越前「………変なの。」
大石「まぁまぁ、涼子先輩も一応女子なんだからさ?怖いものくらいあるんじゃないか?」
「あんたらさっきから失敬………んぎゃー!!」
また雷が鳴り涼子は叫ぶ。
/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp