第26章 ケーキバイキング
「ほらほら、丸子ちゃん?もっと女の子らしくしなさい?」
丸井「なんだよ…丸子ちゃんって…。」
「丸井だから!ブン子ちゃんよりいいっしょ??」
丸井「どっちもヤダし!」
不二「丸子ちゃん、贅沢言わないの。僕も今は不二子ちゃんなんだよ?」
丸井「…お前、男としてのプライドねぇのかよぃ?」
不二「クスッ…ケーキの為だけに自分から率先して女装した君に言われたくないな?」
「まぁまぁ!ブー子ちゃんに不二子ちゃん!早くバイキング行くわよ!」
丸井「…ブー子呼びするなら丸子って呼んでくれ。」
そして3人で店員を騙して女子料金で店内に入り、ケーキバイキングを始めた。
丸井「お前盛り過ぎじゃね?」
「いいのよ!バイキングなんだから!丸子ちゃんこそ!犬の餌じゃないんだからもう少し綺麗に盛れば?」
丸井「んな事言ったらお前だって同じだろ!?」
涼子と丸井は皿にケーキを山盛りにしていた。
不二「2人とも…喋ってないで早く食べれば?1時間しか時間ないよ?」
「あっ!そうね!てか、不二子ちゃんは上品盛りだね?」
不二「クスッ…ケーキは綺麗に食べないとね?」
「ゔっ……女子力負けた感が……」
不二「クスッ…でもいっぱい食べてる涼子さんも可愛いよ?食べちゃいたいな…」
「こっ…こんな所でそういう事言うんじゃないわよ!」
丸井「お前って本当ツンデレだよな〜?可愛いくらいで照れちまってさ?」
「煩いわね!てか、喋り方気を付けろっての!」
丸井「お前もな!俺…じゃなくて…私とあんまり変わらないんじゃなくって?」
「うわっ!変な話し方〜!」
不二「クスッ…不自然よね?」
丸井「煩ぇ……煩いわよ。」
そんなこんなでケーキを食べまくりお腹いっぱいになってきた頃事件は起きた。