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不二周助とツンデレ少女

第25章 コスプレ


そしてスマホで撮ってみるとちゃんと普通の写真として写ったのである。
「あらま…ちゃんと撮れてるわね…。もっと早くお清めの塩使えばよかったわ……。」
心霊写真になってしまうので今までの卒業アルバムに涼子の写真はないのである。
不二「よし!試し撮りも済んだことだし今度はこっちのカメラで撮ろう!」
不二は張り切ってお高そうなカメラを構える。
「えっ!?まだ撮るの!?」
不二「当たり前でしょ?今撮ったのは試し撮り兼スマホの待ち受け用!今度のは現像してアルバムに保存してみんなで鑑賞する用だよ?さぁ、涼子さん?色んなポーズ取ってみて?」
「…………恥ずかしいからできないわよ。」
不二「えぇ…そうか…残念だなぁ。やってくれたら姉さんが作ってくれたチェリーパイを全部涼子さんにあげようと思ったのに…」
不二は持ってきたチェリーパイの箱をチラつかせる。
「ゔっ…やっ…やればいいんでしょ!?」
やはり食い気には勝てないのである。
不二「クスッ…そう来なくちゃ!」
そして涼子は様々なポーズで写真を撮ってもらう。
不二「クスッ…なかなかいい写真が撮れたよ。」
「なんかあんたばっか楽しんで…ちょっと面白くないわね………よし!あんたも同じ服着なさい?」
不二「えっ…?」
「だから〜あんたもメイド服着て写真一緒に撮れって言ってんの!」
ちなみに本気ではなく意地悪というか冗談で言ったのだが…
不二「………うん、いいよ?」
「へ??」
あっさりと了承したのである。
不二「そう言うかと思って僕の分も用意してたんだよ?」
不二はもぅ1着メイド服を出した。
「え……マジ?」
不二「ん?涼子さんがやれって言ったんでしょ?双子メイドみたいで楽しそうじゃない?」
「あんた……恥ずかしくないの?」
不二「別に?外出るわけじゃないし、涼子さんの頼みなら僕は基本的に何でも引き受けるよ?」
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