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不二周助とツンデレ少女

第25章 コスプレ


そう言いながら不二はわりとノリノリでメイド服に着替える。
不二「涼子さん!どうかな??」
正直、涼子より似合っているのである。
「……あんた…メイド服まで着こなすなんて凄いわね。てか、ちょい背の高い女にしか見えない!!」
不二「クスッ…そうかな?でも涼子さんには負けるよ?」
「いや、普通に勝ってるから。」
不二「僕にとっては涼子さんのが似合ってるからいいんだよ。じゃぁ、2人で撮ろうか?」
「マジで撮るの?」
不二「うん!記念にね?」
そして2人で写真を撮る。
「………………。」
不二「ん?どうかした?」
「いや……男なのに本当に可愛いなと思って…。」
不二「クスッ…ありがとう。」
「……ちょっと触ってもいい?」
不二「どこを?…もしかして涼子さん、この姿の僕に欲情しちゃった?」
「なっ!?何言ってんのよ!!」
不二「クスッ…冗談だよ。好きに触っていいよ?」
「……じゃぁ、ちょっとだけ…。」
そう言うと涼子はとりあえず不二の頭を撫でた。
不二「クスッ…頭だけでいいの?」
「えっ……!?」
不二は涼子を抱きしめた。
不二「こうやって…密着したかったんでしょ?」
「ゔっ……………そっ…そうよ!悪い!?」
不二「クスッ…全然悪くないよ?寧ろ嬉しい。」
「……………周助……可愛い……」(ボソッ)
実は涼子は可愛い物が大好きなのである。
それからしばらく抱き合っていると鍵を閉めてなかったらしく突然家の扉が開いた。
海堂「涼子姉ちゃん、母さんがこれ………え!?」
「あっ…薫ちゃん…」
まさかの海堂がお裾分けの料理を持ってやって来てしまい、コスプレ女装した不二と抱き合ってるところを見られてしまったのである。
海堂「レ……レズ!?え!?しかもなんでコスプレ!?え!?…つーか、悪い!余計なもの見ちまった!これ置いとく!じゃーな!!」
見てはいけない物を見てしまったと思った海堂はお裾分けの料理置いて逃げるように去って行った。
「いやー!!レズだと思われたー!!」
不二「クスッ…僕だって気付かなかったみたいだね。」
「ゔぅっ…恥ずかしい…。」
不二「今度は…ちゃんと鍵かけておこうね?」
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