第22章 プール
そして休憩の時間になり2人で並んで座ってるのだが…
不二「………………。」
「……ねぇ、無言でニヤニヤと水着ばっか見ないでよ?」
不二「え?ニヤニヤじゃなくてニコニコだよ?」
「似たようなもんでしょ。」
不二「だって新鮮なんだもん。今度は可愛いデート服買ってくるからね?フリルが付いたのがいいかなぁ〜!」
「悪い事してる気分になるからそういうのはやめてくれ!!」
喋っていると休憩時間が終わりまた流れるプールに入る。
不二「ねぇ、今度は手を繋いで歩こうよ?」
「いやいや、周助の上に乗ってないと溺れる!!」
不二「そんなに深くないから大丈夫だって。…絶対に手を離さないからさ?……ね?」
「………絶対に離さないでよ?」
不二「クスッ…大丈夫だよ。」
涼子は不二の腕にしがみ付きながらプール内を歩く。
不二「どぅ?大丈夫でしょ?」
「なんとか……………ん?あれって…」
不二「え?……あっ、海堂。」
海堂「不二先輩に涼子姉ちゃん……。」
「薫ちゃんがプールなんて珍しいね!」
海堂「トレーニングだ。……涼子姉ちゃんだって珍しいじゃねぇか。カナヅチだろ?」
「あはは…周助に強引に連れて来られてさ…。」
海堂「………………。」
海堂はじーっと涼子を見ている。
「…何?」
海堂「フシュ〜……なんでもない。」
不二「海堂…もしかして涼子さんの水着姿に見とれてた?」
海堂「なっ!?んな事あるわけねぇ!!」