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不二周助とツンデレ少女

第22章 プール


「そこまで否定しなくてもいいじゃない!」
涼子は不二の手を握ったまま海堂に少し近付く。
海堂「あんま近付くなよ…。」
思春期真っ盛りの海堂は水着姿の涼子を見て照れているのである。
「薫ちゃんにそう言われると近付きたくなるのよね…。」
海堂「やっ…やめろ!!」
「ぎゃっ!!」
海堂は軽くだが涼子を突き飛ばしてしまった。もちろんカナヅチの涼子は溺れかける。
不二「わっ!涼子さん!!大丈夫!?」
直ぐさま不二が涼子を助けるのだが…
「はぁ…死ぬかと…………ぎゃー!!」
不二「あっ……。」
都合良く?ビキニの紐が緩んでいた為、突き飛ばされた拍子にブラが取れてしまいモロ出しになってしまっていたのだ。
海堂「あっ…涼子姉ちゃん…ご……んがっ!!」
海堂は謝る前に涼子に思い切り殴られた。
「薫ちゃんのバカ!スケベ!!昔プールで水着脱げてフルチンになった事みんなにバラしてやるー!!」
不二「あっ…涼子さん!!」
捨て台詞を吐いた涼子はプールから上がって去って行き、不二はそれを追った。
ちなみに昔のフルチン事件と今回の涼子のモロ乳事件は既に少し離れた所に居た桃城達に知られあっという間にネタにされてしばらくの間、海堂はエロマムシと呼ばれる事になったのであった。
そして逃げるように帰った涼子は…
「ゔぅっ…もぅ私プールなんて行かないからね!?てか、水着だって一生着ない!!」
不二「涼子さん…そんな事言わないで?幸い見たのは僕と海堂だけだったし。」
「それでも公衆の面前であんな事になって…恥ずかしくて死にたいー!!」
しばらくは家で嘆いていたのである。
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