第13章 約束して

「体勢を変えるぞ。」

己の限界を悟ったローが自分のモノをズルリと引き抜く。

やはり愛する彼女の顔は見たいと、その小さな体を仰向けにさせた。

「ハァッ、ハァッ…」

体を休めようと肩で息をするコノハが遠い目で天井を見つめる。

「まだ終わってねェ。」

だが、今のローは止まらない。

獣のような顔をしたローは足を広げ、ヒクつく秘口に己のモノを侵入させる。

「んぅ…はぁ…ッ！」

休む暇を与える間もなくローの腰が動く。

コノハの愛液がヌルヌルと纏わりつき、熱く沸る肉棒に絡みつく。

グチャ、グチュ

互いの結合部から溢れる愛液。

それは小さな尻を伝い、やがてシーツにシミを作っていく。

「んッ…！ろ…、壊れ、ちゃ…ッ！」

腰を強く打ち付けられ、自然と腰が引ける。

溜まった涙のせいで視界がぼやけ、今にも溺れてしまいそうだ。

恐怖のあまり手を伸ばす。

ローはその手を握りそのままベッドへと縫い付ける。

「なァ…」

言葉と同時に腰の動きは止まり、優しい手つきで涙を拭われる。

ようやく安定した視界。

目の前には額に汗を滲ませたロー。

「お前を壊してェほど愛してる。」

壊れて動けなくなるまで…

その体を抱いて、己の証を刻みつけてやりたい。

歪んだ愛情をぶつけ、腰の動きを再開させる。

「は、ッ…ぁあんッ！」

初っ端から激しく抽送を繰り返され、コノハは言葉を紡げない。

動物のように腰を振るローは、逃げる腰を捕まえ手の跡が残るくらい強く掴む。

「うッ、んんッ…！」

更にローと深く繋がり、硬い部分が何度も奥の壁に当たる。

その度に目の前に火花が散り、焦点がうまく定まらない。

限界間近のコノハにローが覆い被さる。

「ッ…そういう顔は反則だ。」

赤く染まる耳を甘噛みし、己のモノをゴリゴリと奥に打ち付ける。

「あ…ッ、ろっ、もっう…！」

快感から逃れられないコノハは大きな背中に爪を立てる。

「クッ…！あぁ、俺もだ…！」

一瞬顔を顰めたローは仕返しとばかりに首に歯を食い込ませた。

「ぁあ゛…ッ！イっ…！」

突如痛みに襲われコノハがあっけなく達する。

下腹部が痙攣し徐々に目の前が真っ白になっていく。

薄れゆく意識の中、覚えているのは低い唸り声と共に腹の上に広がる温かい飛沫だけ。