第9章 あんな所で満足してんじゃねェ
ローのモノが手の中で脈打つ。
だがここからどうしたらいいのだろうか。
「あの、ロー。その…やり方を教えて欲しいんだけど…。」
素直に聞くコノハにローは仕方なく教える。
手の使い方に力の入れ方。
全て自分が気持ち良いように教えると、なんだか彼女を自分好みに調教しているようで、ローの背中がゾクリと震えた。
ローに教わった通り、ソレを扱く小さな手。
「クッ…」
時折漏れるその声はコノハの肌を粟立たせる。
何度も往復する動きに誘われるかのように、透明な汁が先端から漏れ出す。
溢れた汁がローのモノを伝いコノハの手に纏わりつくと、自然と上下する手の動きが滑らかになる。
手を動かしながらも、本の内容を思い出すコノハ。
5分しか読んでいなくても、コノハが釘付けになったページがある。
それは口淫についてだ。
上手くいくかも分からないし、そもそもやり方だって分からない。
それでもやっぱりローには気持ち良くなって欲しい。
そんな思いから咄嗟にソレを口に含むと、舌にローの分泌液の味が広がる。
「ッ…何してやがる…!」
いきなり自分のモノを咥え込むコノハに、ローの目が見開いた。
やり方を教えろとさっきのように目で訴えられても、これだけは退けない。
「ダメだ…ッ、そんな汚ェモン口に入れるな。」
純粋な彼女に口淫などさせたくないロー。
それでもコノハはローのモノを咥えたまま顔を横に振る。
涙目になりながらも自分のモノを咥える彼女に、結局ローは折れるしかないのだ。