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琥珀王子と瑠璃色灰かぶり姫

第11章 奪い、与え、守る*




「ひっ! 深いっ♡ ふか…い、ひうぅっ♡」

垂直に大きく開かれた自分の足の間に別の体温が密着し、内部のモノは絶え間なく、ズンズン子宮口を突いてくる。
ぶつかり、怒張しては僅かに引き、かと思うと擦り付ける。
奥を探り動く、まるで『ソレ』は自分の胎内に入りたがっているようだった。

「子宮口が少し開いている……ここに精を注いで欲しいのか?」

どこからか静の声がする。 と、透子が薄目を開ける。
でも、彼はそんなことはしないはずだ。
何かも知れない物に許すわけにはいけない。
彼以外には────以外には? 混乱してうまく頭が働かなかった。
相手の気持ちが無くなっても、自分は静ならば、いい?

室内は相変わらず暗く、自らの脈動と、無機質で狂おしい程の性が存在するだけ。

力の入らない体を無理に動かし、透子の上半身が床上にずり落ちる。
若干体内の圧迫が薄れ、浅く息をついたのもつかの間だった。

自分を犯していた何かが、透子の腰を掴み引き寄せる。 内腿を開くように抑えられ、再びズプンと挿入されてしまう。

「ぅあっ…あっ♡ ああっあっ♡」

覆い被さってきた体が、逃してなるものかとばかりににじり寄る。 がくがく崩れそうになる透子の両腰を浮かせて固定する。
斜め下から太杭で突き上げられる度に、透子の背中から腰はしなり、痴呆じみた嬌声が絞り出された。

「ひあ、ひっ♡ あぁぁぁっ♡ やっ、も♡ やぁあっ!!!! な、なかっ、なかっ♡ あっ、あっ、しゅ、しゅしゅまないでぇっ♡」

パン…パン…パンと打ち入る音が辺りに響く。
深い結合の際に腰を揺らされ、すると膣奥や肉芽を強く擦られる感触に目が眩む。



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