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炎環に舞う【煉󠄁獄さん/救済】
第8章 (※)二人切り—その弐
杏「妻のようだな!少しこそばゆい!」
「そうかな。」
つむぎは、清廉潔白な雰囲気を纏う杏寿郎に微笑みかけた。
(ずっと "こっち" だと助かるんだけど…。あの杏寿郎くんは心臓にわるい…。)
杏「うむ!人心地ついたな!では体を清めたら寝るとしよう!!」
その言葉に心臓が跳ねる。
つむぎは恐る恐る視線を上げて杏寿郎の表情を盗み見た。
「…っ」
杏寿郎は笑みを浮かべながらつむぎを真っ直ぐに見つめていた。
そして肩を跳ねさせたつむぎを見て可笑しそうに首を傾げる。
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