第6章 ※やり直し
杏「気持ち良いか。」
「……ッ、ふ、ゔッ」
つむぎは声を押し殺しながら首を横に振った。
杏「もう隠し切れていないぞ。」
杏寿郎はそう言うとつむぎの頭脇に手をつき直し、顔を覗き込んで奥を強く突き始める。
「いあ゙ッ、きょ…じゅろくっ」
杏「君は本当にここが好きだな。」
そう言いながら愛おしそうにつむぎの涙を拭う。
杏「つむぎ、俺が『イけ』と言ったらイけるようになってくれないか。想像するだけで堪らない。それに君には素質があるように思えるのでな。」
「……………い……く…?」
杏「ああ。何事も練習だ、つむぎ。」
杏寿郎はそう言って微笑んだ。