第6章 ※やり直し
杏(………限界だ!出るッ!!)
度重なる絶頂の締めつけに、杏寿郎はとうとう満足いかないまま欲を吐き出してしまった。
杏(仕方ない事だ。同じ屋敷に住めるようになればいくらでも機会はある。今は…、)
そう考えながら腰を止めていると、下にいるつむぎが不思議そうな顔で首を傾げる。
欲を中に出されている事に気が付けていないのだ。
杏「………………………………。」
それを悟った杏寿郎は事実を隠し、場を繋ぐようにつむぎに口付けた。
その間にもつむぎの奥の部屋に杏寿郎の欲が吐き出され続けている。
杏寿郎は背徳的な興奮からぞくぞくと身を震わせた。
そうして少し悪い事をした杏寿郎が欲を吐き切ると、営みは再開された。
つむぎは相変わらずすぐに達したが、杏寿郎は欲を吐くことをもう我慢しなくなった。