第6章 ※やり直し
「…………………………。」
答えないつむぎに焦れた杏寿郎は喉をごくりと鳴らしてからグッと昂りを押し込み、トンッと奥の部屋を突いた。
「あ゙ゔッッ」
つむぎの素直じゃない表情はすぐに崩れ、眉尻下げた蕩けたものに変わってしまう。
それに気を良くした杏寿郎はトンットンッと続けて突いた。
「や、やめっ、やら…っ」
杏「素直になれ、つむぎ。気持ちが良いのだろう。」
「…ちが…っ…もゔ、いぎたぐない…の゙…ッ」
そんな事を言われて止まる男などいない。
杏寿郎は更に昂りを押し込むと、腰を上下に揺らしてグリグリと奥を刺激した。
するとつむぎはバッと両腕で顔を庇うように覆う。
「やあ゙ぁッッ」
つむぎは泣き声のような声を上げて絶頂した。
そんなつむぎの表情を見損ねた杏寿郎は少し眉を寄せる。
そしてつむぎの指と自身のそれを絡め、手をしっかりと握った。