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夢の片隅で

第11章 愛してるのは君だけ


「プロ失格だな」

新津さんはバカにした様に言った。

「美智留ちゃんを泣かせた奴が今更、何を言っても無駄だ。僕は彼女にもう一度告白した。浅岡には渡さない」

新津さんに言わなきゃ。

そう思った時

「新津。。。ごめん。美智留は絶対渡さない。春香との事は嘘だったんだ。美智留とその事で話をして仲直りした。だから、また付き合う事になった」

「何だよ、それ。美智留ちゃんは本当にそれで良いの?また泣かされるかも知れないよ?」

新津さんは優しく私に問いかけた。

「新津さん、本当にごめんなさい。新津さんには気持ちが弱ってる時に助けてもらって凄く感謝してる。でも、やっぱり私は雄也さんが好きなの。雄也さんじゃないとダメなの。ごめんなさい。」

頭を下げて心から誠心誠意、謝った。

「そっか。。。分かった。今度こそ、幸せになれ」

そう言って手を差し出して来た。

私も手を出して握手をした。

「ありがとう、新津さん(ニコッ)」

「浅岡?今度、美智留ちゃんを泣かせたら遠慮なく奪うから覚悟しろよ」

「あぁ、二度と泣かせたりしないから安心しろ」

雄也さんがそう言ったから安心した顔で新津さんは帰って行った。
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