• テキストサイズ

夢の片隅で

第7章 本当に苦しかった


「バカだな(笑)別に何もないよ。ただ、飲みに誘われただけ。」

えっ?飲みに誘われたの?

「い、行くの?(ヒック)」

雄也さんを見たら雄也さんも私を見てくれた。

「(ニコッ)行かないよ。行くハズないだろ?小橋とか小田は行くみたいだけど僕は断った。美智留が嫌がる事はしたくないし美智留が大切だから」

そう言ってギュッと抱き締めてくれた。

やっぱり雄也さんの腕の中は安心する。

「美智留、ヤキモチ妬いてくれたんだ。結構嬉しいもんなんだね。好きな女にヤキモチ妬かれるって。初めて知ったよ(笑)」

えっ?ヤキモチ?

「ヤキモチなの?今のこのモヤモヤしたり胸が苦しくて仕方ない感情って。」

「自覚なかったのか?(笑)」

雄也さんに笑われた。

「ヤキモチ妬くなんて今まで経験なかったから。。。」

今まで好きな人が出来てもヤキモチ妬いたりした事がなかった。

好きな人が誰と居ても別に構わなかった。

それって本当に好きだったのかな?

雄也さんに出会って色んな感情を知った。

泣いたり笑ったり感情が激しくなる。

それって本当に好きだからこそなんだね。

「僕のマンションに帰ろ?少し寒くなって来たし。」

雄也さんは立ち上がり手を差し出してくれた。

「うん」

2人で手を繋いで車に向かって歩いた。
/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp