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夢の片隅で

第7章 本当に苦しかった


「美智留、帰ろ!!」

雄也さんは私の手を握って楽屋を出ようとした。

「美智留ちゃん、僕は、初めて出会った時からずっと君が好きだ」

「えっ?」

「好きなんだ」

新津さんの目からは大きな涙の粒が流れてる。

「新津!!お前(怒)」

雄也さんは新津さんの胸ぐらを掴み睨み付けた。

「やっと言えた。本当に苦しかった。。。。2人共。。。お互いに想い合ってるの分かってたから。。。僕が入る隙なんてないの知ってた。だから気持ち伝えないで我慢してたけどドンドン好きな気持ちが膨らんで来てめちゃくちゃ苦しくて仕方なかった。」

そんなに切ない顔で私を見ないで。

私も苦しくなってしまう。

「新津さん。。。ごめんなさい。そんな新津さんの気持ちに全然気付かなくて。。。。でも私は。。。雄也さんの事が。。。好きです。だから新津さんの気持ちには応えられません。ごめんなさい。」

人に好きになって貰えるのって凄く嬉しい。

雄也さんは新津さんの胸ぐらを掴んでた手を離した。

「新津さん、こんな私を好きになってくれてありがとう(ニコッ)」

新津さんのソバに行き目を見てハッキリ言った。

こう言う事は、ハッキリ言った方が良いんだよね?うん。。。

「美智留ちゃん。。。ありがとう」

新津さんは、まだ泣いてた。

新津さんが気になったけど雄也さんが私の手を握り楽屋を出た。
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