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夢の片隅で

第6章 余裕がない心


2人で手を繋いで楽屋に戻った。

ガチャッ

「おい!!兄貴、どこ行ってたんだよ(怒)」

和也さんは雄也さんに詰め寄って胸ぐらを掴んだ。

「和也さん!!止めて?」

私は和也さんを止めようとした。

「和也!!僕は、もう逃げない」

雄也さん。。。

「何だとぉ?(怒)」

和也さんは益々、興奮して声を張り上げた。

「和也よりも出会うのが少し遅かったかも知れない。でも出会った年月なんて全然関係ない。僕は美智留ちゃんの事が和也よりも好きな自信はある。それだけだ。」

雄也さんは、真っ直ぐ和也さんの目を見て一括した。

「。。。ふざけるな(怒)告白も出来なかったヘタレな癖に。」

和也さんの目が血走ってる。

ヤバイ。

「だから、もう逃げないと決めたんだ。彼女を誰にも渡さない為にも。」

雄也さんは胸ぐらを掴んでる和也さんの腕を掴み思いっ切り握った。

「。。。ツッ」

「彼女は絶対に渡さない。例え和也でもな。」

「浅岡。。。」

お兄ちゃんは、こんな雄也さんを初めて見たみたいで絶句してる。

「小橋。。。僕、美智留ちゃんと付き合える事になった。絶対、大切にする。約束する。」

雄也さんはお兄ちゃんの目を真っ直ぐ見て約束を交わしてくれた。

「あぁ。美智留の事、よろしくな。浅岡。」

お兄ちゃんは手を差し出し雄也さんと握手をした。

「あぁ。」

「良かったな、美智留。ずっと好きだった浅岡と想いが通じて(ニヤッ)」

お兄ちゃんは悪戯にニヤけながら言って来た。

「お、お兄ちゃん///」
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