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夢の片隅で

第6章 余裕がない心


【美智留side】
〜テレビ局にて〜

今日は、FIELD OF VIEWが出る歌番組の収録を見学に来て居た。

えっと楽屋はどこかな?  

テレビ局の廊下をウロウロ歩いていたら

「あった」

やっと見付けた。

久しぶりに雄也さんに会うから緊張して全く寝れなかった。

目の下のクマは大丈夫かな?

朝、しっかり確認したし大丈夫よね?

勇気を出してノックした。

コンコン

「は〜い」

ドキッ

雄也さんの声。

ガチャッ

「こ、こんにちは。久しぶり。雄也さん。」

。。。あれ?反応がない。

「雄也。。。さん?」

「あ、ご、ごめんね。いらっしゃい。うん、久しぶり。今日は来てくれてありがとう。」

雄也さん、何かいつもと違うけど何かあったのかな?

「雄也さん?どうしたの?何かあった?」

少し顔色が悪い様な気もする。

「だ、大丈夫だよ?何もないから。」

「そう?それなら良いけど無理しないでね」

「美智留ちゃん。。。」

えっ?

雄也さんは何故か私を抱き締めた。

私の心臓は煩い位、加速する。

「雄也さん?///」

「美智留ちゃん、どこにも行かないでくれ。」

えっ?雄也さん、やっぱり今日、何か可笑しいよ?

どうしたの?

「どこにも行かないよ?雄也さんから離れない。」

「本当に?」

「うん///」

「浅岡〜。お前、テレビ局の楽屋の入口で何やってるんだよ。スタッフに見られたらどうするんだ?(笑)」

楽屋に入りながら呆れ顔で言うお兄ちゃん。

ハッと我に返った雄也さんは私を離した。

「美智留ちゃん、ご、ごめんね」

「う、ううん、大丈夫///」

「全然大丈夫そうじゃないけどな(笑)」

からかう様にお兄ちゃんが言う。
 
「こんなとこで何やってんだ?」

お兄ちゃんと一緒に楽屋に入って来た新津さんは何故か機嫌が悪い。
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