第1章 初めての気持ち
「はい!」
小橋が返事をしてドアを開けた。
「。。。来ちゃった」
ん?何やら小橋の知り合いが来た様だった。
「おぉ、やっと来たか。来いよって言っても全然来ないから、もう来ないのかと思ったよ(笑)」
「ごめんなさい。緊張しちゃうから来る勇気がなかなか出なくて」
小橋のヤツ誰と話してんだ?
「入れよ。今、居るよ(笑)」
「そ、そうなんだ。。。///き、緊張して口から心臓が出ちゃう。」
「そんな奴、いねぇよ(笑)めちゃくちゃ緊張してるな、大丈夫か?(笑)」
女性みたいだけど。。。
小橋の彼女か?(笑)
彼女は、緊張した様子で、ゆっくりレッスン室に入って来た。
「お邪魔。。。します///」
僕はスマホから顔を上げて彼女を見た。
一瞬、心臓が止まった。
「。。。えっ?」
僕は小橋の顔を見た。
それは僕が、この2ヶ月ずっと会いたくても会えなかった彼女が、そこに立っていた。
僕は何が起こってるのか分からなくて頭の中が真っ白になった。
彼女ってもしかして小橋の彼女だったのか?
僕は、そう思ったら、居ても立っても居られなくて小橋が彼女を紹介する前にレッスン室を飛び出した。