第3章 ライバル宣言
私が浅岡さんと初めて出会ってから3ヶ月が過ぎようとしていた。
早いなぁ、もう3ヶ月かぁ。
あれから私は浅岡さんの事を雄也さんと呼ぶ様になったり、タメ口で話せる様になったり2人で出掛けたりと徐々に変化が出て来た。
3ヶ月前に比べたら普通に話せる様にもなってた。
あっ、新津さんとも普通にLINEや電話してるよ。
その事は雄也さんも知ってる。
雄也さんに、「どうして新津とLINEしてるの?」って聞かれたけど「と、友達だから?」としか答えられなかった。
しかも疑問形になってるし(笑)
確かに私とFIELD OF VIEW(お兄ちゃん以外)ってどんな関係なんだろ?
やっぱり友達?ただの知り合い?
ん〜〜、よく分からない関係だね。
今日は、FIELD OF VIEWのライブに招待されてるから今から楽屋に挨拶に行くとこ。
コンコン
「は〜い」
ガチャ
雄也さんがドアを開けて顔を出してくれた。
「あっ、雄也さん!!こんにちは」
緊張しながら挨拶をした。
「こんにちは。いらっしゃい。来てくれてありがとう。」
やっぱり雄也さんの笑顔は破壊力が半端ない。
ドキドキして心臓がヤバイ。
「どうぞ、入って」
そう言ってドアをさらに開けてくれた。
「おじゃまします。。。。。。えっ?」
楽屋に入ったら女性が一人、椅子に座り足を組んで私を睨み付けていた。