第2章 中学生みたいな恋
「当たってるだろ?雄也には言わないと約束するから本当の事を言ってくれないかね?」
ど、どうしよ。浅岡さんのお父様に私の気持ちを言うのは凄く恥ずかしい。
でも、もう知られてるしね。
ここは覚悟を決めて答えるしかないよね。
「は、はい///」
顔から火が出そうな位、真っ赤になってる感覚があった。
凄く恥ずかしいよ〜。
「やっぱりね。そりゃそうだゎな(笑)」
それからご両親は嵐の様に去って行った。
「全く、何しに来たんだよ///」
グッタリ疲れて床に座りこむ浅岡さん。
「美智留ちゃん、ごめんね。何か変な事言ってて。」
「いいえ、全然です。楽しいご両親ですね。」
私がそう言うと安心した様に「ありがとう」と言った。
お兄ちゃんがニヤニヤしながら近付いて来た。
「浅岡の両親、美智留を見に来たみたいだったけど何でだ?」
「えっ?私を?」
浅岡さんは焦った様子で立ちながら「ば、バカ!!そ、そそそそんな訳ないだろ?」
「そうかぁ〜?(笑)」
お兄ちゃんは何が言いたいんだろう?
「と、いう事は、少なくとも実家で美智留の話をしてるって訳だな、うんうん」
腕組みをしながら頷く格好をした。
「こ、ここ小橋!!お前、いい加減に///」
「じれったいんだよ、浅岡を見てると」
お兄ちゃん?
何かあるのかな?お兄ちゃんと浅岡さんとの間に。