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夢の片隅で

第2章 中学生みたいな恋


「あ、あの、その」

私は、顔が真っ赤になるのを感じながら、どう言い訳しようか迷った。

「隠さなくても良いよ。初めて会った日、見てて分かったから。」

わ、私ってそんなに分かりやすいの?

益々、真っ赤になった。

「うわっ、茹でダコみたいだよ?(笑)」

新津さんが、そう言って大笑いしてる。

めちゃくちゃ恥ずかしい。

穴があったら入りたいってこんな状況の事をいうんだね、きっと。

「。。。あのさ、美智留ちゃん」

新津さんが真剣な眼差しで、じっと私を見て名前を呼ぶからドキッとした。

「は、はい」

何を言われるのか分からず緊張しながら返事をした。

ガチャ

その瞬間、扉が開いてメンバーが入って来た。

「あれ?美智留ちゃん?来てたの?」

小田さんが、一番に入って来てそう叫んだ。

「こ、こんにちは」

「僕が呼んだんだ。いらっしゃい美智留ちゃん」

「こんにちは。」

やっぱり浅岡さんは今日も素敵でドキドキする。

普通に話せるかな?

「美智留ちゃん、この前はラインで話せて楽しかったよ、ありがとう。」

浅岡さんに笑顔でそう言われて心臓が口から飛び出しそうにドキドキした。

「わ、私も楽しかったです。ありがとうございました。」

うわ〜、まともに顔が見れない、どうしよう。

「美智留ちゃん、僕ともLINE交換しよう?」

「えっ?」

いきなり新津さんに言われてビックリした。

浅岡さんもビックリした顔をしてる。

「新津、、、まさか、お前」

お兄ちゃんが小声で、そう言ってたのを私は知らなかった。

「えっ?ダメ?」

と新津さんに、浅岡とはLINE交換出来て僕とは出来ないの?どうして?みたいに聞かれた気がして新津さんともLINE交換する事にした。

ふと、浅岡さんの顔を見ると険しい顔で新津さんを睨んでた。

えっ?浅岡さん?

浅岡さんのあんな顔、初めて見た。

どうしちゃったの?
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