第2章 中学生みたいな恋
数日後、私はFIELD OF VIEWのレッスン室にお邪魔する事になった。
コンコン
レッスン室のドアをドキドキしながら、ノックした。
「は〜い」中から返事が聞こえた。
あれ?浅岡さんの声じゃない。
居ないのかな?
ガチャッ
ドアが開き新津さんが顔を出してくれた。
「あれ?。。。美智留ちゃん?」
私が来る事を知らなかったのか驚いてる。
「こんにちは。」
久しぶりに来れて嬉しかったので笑顔で挨拶をした。
「こ、こんにちは。」
???
何かしどろもどろな新津さん。
どうしちゃったんだろ?
「あの〜。皆さんは?」
「あっ!!飲み物買いに行ってるから中に入って待ってて。」
新津さんが中に招き入れてくれた。
「ありがとうございます。。お邪魔します。」
中に入ると色んな楽器が所狭しと置いてあった。
この前、来た時と雰囲気が違って見えた。
「そこに座ってて。」
そう言って新津さんは、ソファに座る様に促した。
「ありがとうございます。」
浅岡さんじゃないけど何か緊張する。
やっぱり憧れのFIELD OF VIEWのメンバーだもんね。
「。。。ねぇ?美智留ちゃんって浅岡の事、好きだよね?」
「えっ?」
何か浅岡さんの名前を聞くだけでドキッとした。