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夢の片隅で

第15章 本当の事


「僕は美智留が良いんだ。僕の奥さんになるのは美智留だけだって、ずっと前から決めてたから、それが少し早くなっただけ。何の問題もない。もちろん歌う事もやめないし何も変らない。」

雄也さんは、そう言って私を優しく抱きしめてくれた。

「本当に私なんかで良いの?後悔するかも知れないよ?」

私は嬉しさのあまり泣きじゃくりながら雄也さんに聞いた。

「大丈夫。後悔なんかしない。僕は美智留以外は考えられない。心底愛してる」

雄也さん。。。

嬉し過ぎて言葉にならなかった。

私も雄也さんの背中に腕を回しギューッと抱きしめた。

「ありがとう、雄也さん」

「あれ?プロポーズの返事はまだですけど?(笑)」

「私で良かったら、よろしくお願いします」

「よし、めちゃくちゃ嬉しいよ。幸せにする」

「はい」
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